東京都立呪術高等専門学校の2年生。10歳の時に、将来の結婚を約束した幼馴染である折本 里香(おりもと りか)が目の前で事故死し、その際に怨霊と化した里香に取り憑かれる。
”現代最強の呪い”と呼んでも過言ではない里香の強さと凶暴性を危険視した呪術総監部は、宿主である乙骨の秘匿死刑を決定するが、呪術高専の教員であり特級呪術師でもある五条 悟(ごじょう さとる)が身柄を預かる形で入学する。
入学後は、五条の的確な指導と級友達のサポートを受けて呪術師としての実力を伸ばし、徐々に里香の力をコントロール出来るようになったが、呪術界の反逆者である夏油 傑(げとう すぐる)に目を付けられ、その襲撃を受けてしまう。
個人情報
等級 | 特級(詳細は後述) |
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年齢 | 17歳 |
誕生日 | 3月7日 |
出身地 | 宮城県 |
身長 | 180cm程 |
特技 | ネリケシ作り |
好物 | 塩キャベツの胡麻油炒め |
目次
術式・技
【呪術高専成績評価】
呪術センス | 10 | 座学 | 7 | 運動神経 | 8 |
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※死霊操術(しりょうそうじゅつ)
自分に憑り付いている特級過呪怨霊(とっきゅうかじゅおんりょう)である折本 里香に直接命令を下す他、「指輪」を媒介にして少量の呪力を里香から引き出し、武器に込める事により近接格闘にも利用できる。同じ特級術師である夏油の「呪霊操術」に似ているが、夏油が捕り込んで使役しているのは、人の恐怖や憎悪といった負の感情が集まって形を成した「集合体」としての呪霊であり、乙骨の場合は折本 里香という「個人」の霊魂を繋ぎ止めている点が異なる。
※実際には名称が明かされていない為、管理人による仮称とした。
術式模倣(じゅつしきコピー)
本来、呪術師の術式とは遺伝的な才能が八割を占め、後天的に他者の術式を模倣する事は不可能に近い。しかし、仲間に対する尊敬心の強い乙骨が、里香の膨大な呪力をコントロールする術を身に付けた結果、その副産物として他者の術式をコピーする事を可能にした。夏油が呪術高専に乗り込んできた際にも、負傷した仲間に「反転術式」を用いて治癒を施したり、クラスメイトである狗巻 棘(いぬまき とげ)の「呪言」をコピーして行使した。
※折本 里香解呪後の、乙骨の術式と技の変化に関しては、下記を参照の事。
【参照】
『~里香とリカの違い~ 解呪後の乙骨の術式と技の変化』
『~里香とリカの違い~ 解呪後の乙骨の術式と技の変化』
性格・体質・身の上
・自分の事には無頓着で普段は大人しい性格であるが、仲間が傷つけられたり、侮辱されたりする事に非常に強い嫌悪感を表明する。
・呪術師は生まれ持った素養や経歴、及び(呪術高専等の)養成機関入学後に与えられた任務の達成度合いなどに応じて4~1級の等級が与えられるが、乙骨は入学当初から「特級」という(五条を含め)日本に数人しか保持者が居ない等級を与えられた。
・調査の結果、乙骨はいわゆる「日本三大怨霊」の一人であり、一説では「呪術師の開祖」とも言われている菅原 道真(すがわらの みちざね)の末裔である事が判明した。
vs.夏油
一般社会の支配を目的とし、呪詛師集団を率いて暗躍していた夏油が折本 里香の存在を見逃す筈もなく、乙骨をスカウトする為に大胆にも呪術高専を訪問する。しかし、その際に仲間を侮辱された事に立腹した乙骨が誘いを断った為、夏油は次善策として乙骨を殺害し、里香の支配権を奪うという作戦に打って出る。東京・新宿と京都の二箇所で大量の呪霊を解放し、”百鬼夜行”を強行するという大規模な陽動を仕掛けた夏油は、その間に再び高専に乗り込み、待機していた禪院 真希や陽動である事に気付いた五条の指示で戻ってきた狗巻、パンダを次々と圧倒し重傷を負わせる。
仲間を傷付けられた事によって逆上した乙骨は里香を完全顕現させた上で応戦するが、近接格闘に一日の長がある夏油は冷静に乙骨の未熟を突き、体力を削っていく。
里香の覚醒
自分と里香の持つ全ての力を出し切らなければ勝てないと判断した乙骨は、この戦いが終わった後に命を差し出すという縛りを結ぶ事により里香の呪力出力の制限(リミッター)を解除し、文字通りの最強にして最後の攻撃を放つ。
夏油も自らの奥義である「極ノ番・うずまき」を正面からぶつけて対抗するが、その結果、押し負けて右腕を失う重傷を負い、撤退するという結末を迎えた。
降格と再昇級
夏油による高専襲撃事件後、それまで呪力の”貯蔵タンク”の役割を担っていた里香を解呪(解放)した事により、乙骨は改めて四級から術師としての再スタートを切る事となった。それから約半年後には特級に返り咲き、現在の呪力総量は師である五条をも上回っている。虎杖処刑命令
渋谷での呪術テロに於いて、高専側の呪術師達は両面宿儺の暴走を許し、なおかつ首謀者である”偽夏油”を取り逃がしてしまう。その結果、1000万とも言われる大量の呪霊が放たれた東京は、文字通りの壊滅状態に追い込まれる。事態を重く受け止めた呪術総監部は所在不明となった五条をアテにはせず、もう一人の特級術師である乙骨を招集し、同じく行方不明となった宿儺の「器」である虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)の処刑を命令する。
しかし、乙骨はその少し前に外国で呪具の捜索をしていた際に五条の訪問を受け、自分に”もしも”の事があった場合には虎杖の身柄に配慮するように依頼されており、虎杖の心臓を刺して一度完全に殺してから、間髪入れずに反転術式で心臓を修復して蘇生させるという、他の誰にも成し得ない荒技を遂行した。
死滅回游への参加
”偽夏油”の正体である羂索(けんじゃく)が日本全国に展開したデスマッチ形式のサバイバルゲーム、”死滅回游”(しめつかいゆう)を最小限の被害で収束する為に、乙骨は宮城県に出現した”コロニー”(結界)と呼ばれるゲーム会場に単身で赴いた。台詞
声優:緒方 恵美
「ここで変わるって 決めたじゃないか!!」
「友達を侮辱する人の手伝いは 僕にはできない!!」
「来い!!里香!!!!」
「失礼だな 純愛だよ」
公式人気投票
乙骨 憂太
投票総数 | 得票数 | 順位 | |
第1回 | 163,066票 | 7,934票 | 第7位 |
第2回 | 97,860票 | 3,976票 | 第8位 |
折本 里香
投票総数 | 得票数 | 順位 | |
第1回 | 163,066票 | 1,802票 | 第16位 |
第2回 | 97,860票 | 118票 | 第30位 |
初登場
【第0巻】第1話「呪いの子」
学校の教室内で、乙骨は自分に暴行を加えてイジめようとしていた同級生に対して「こっちに来ないで…」と言いながら震えていた。しかし、その発言は実際には同級生に対してではなく、乙骨を守る為に顕現(実体化)しようとしていた里香に対してのものであった。