真人(まひと)

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呪霊特級

呪術廻戦 真人(まひと)

人間が”人間”に対して抱く恐れや憎しみが呪力となって集積され、呪霊と化した存在。あらゆる呪霊の中でも知恵や語彙量、狡猾さでは随一であり、正面から力ずくで敵に当たるよりも、会話をしながら相手の手の内や弱点を引き出す戦い方を好む。

人間社会の転覆を悲願とする漏瑚じょうご)や花御はなみ)、陀艮だごん)といった他の特級呪霊達のまとめ役として、”偽夏油”と行動を共にする。

目次

術式・技

無為転変(むいてんぺん)

手で触れた対象の”魂の形”に干渉し、肉体の構造を大きく造り変えて”肉の人形”と化す、恐るべき術式。ただし、発動の際には真人自身は変形、変身をせずに当初の姿形(オリジナル)でいる事が発動条件となる。

”肉の人形”と化した改造人間の大きさや形は真人自身の意思によって自由に調整する事ができ、口の中に入る程の小さなサイズや、人間本来のサイズの数倍程度にまで巨体化させる事もできる上、武器のような形状にして投げつけたり、口頭で命令して攻撃に用いる事も可能である。

ただし、いずれの場合に於いても思考能力が奪われて動作が緩慢になるので、殺す事さえ躊躇わなければ大きな脅威にはなりにくい。また、この無為転変が人間だけでなく、呪霊相手にも有効であるか否かは明らかになっていない。

多重魂・幾魂異性体(たじゅうこん きこんいせいたい)


無為転変によって”肉の人形”と化した改造人間を、複数体を一体にまとめる形で再構築した上で使役する術式。改造人間の大きな弱点であった緩慢な動作や攻撃能力の低さが劇的に改善されており、呪霊換算で一級程度の攻撃能力を持つ。

ただし、複数体の人間を一体にまとめる上で拒絶反応を抑える為に相当の呪力を消費しており、攻撃能力は上がったが肉体の耐久力は著しく低下する結果となった。

遍殺即霊体(へんせつそくれいたい)


虎杖の”黒閃”(こくせん)を喰らって著しく消耗した真人が、最終的な”完成体”として変身した姿。攻撃力、防御力共に向上したが、この時点で真人の呪力量そのものは大きく低下しており、虎杖の再度の黒閃によって破られた。

領域展開・自閉円頓裹(じへいえんどんか)

領域が展開されると、薄暗い空間に無数の大きな”手”が出現して対象を包囲する。この状態に於いては上述の”無為転変”が「必中」の術式と化し、基本的に対象は逃れる事が出来ない。

ただし、外部からの衝撃や干渉には意外に脆く、一級術師の七海 建人ななみ けんと)を捕らえた際にも、虎杖 悠仁いたどり ゆうじ)に外部から侵入されている。

性格・体質


・人間が人間に対して抱く怖れをまさに体現するように、好奇心や傲慢さ、狡猾さや残酷性といった”人間らしさ”を全て兼ね備える。吉野 順平よしの じゅんぺい)の術式を引き出す手伝いをして信用させた上で、虎杖に当て馬としてぶつけるという手間暇をかけた作戦も、他の呪霊には真似のできない真人だけの知恵の産物と言える。

・真人自身は肉体の大きさや形をどのように造り変えて変形、変身をしてもリスクは一切無く、自分の姿形をそっくりコピーした”分身体”を切り離して自由に行動させる事もできる。ただし、切り離した分身体は変形、変身する事はできても”無為転変”を発動させる事はできない。

また、分身体は(当然の事ながら)”魂の形”を本体と共有しているので、仮に分身体が”魂の形”に干渉する類いの攻撃を受けると、そのダメージは直接、本体に波及する。この弱点を釘崎 野薔薇(くぎさき のばら)に突かれて、分身体に芻霊呪法・共鳴りを打ち込まれた結果、本体にダメージを受ける事となった。

最期

虎杖の”黒閃”を何度も喰らって著しく消耗し、完成体である”遍殺即霊体”さえも破られた真人は一時撤退しようとしたが、この時を待ち受けていたかのように現れた偽夏油の”呪霊躁術”によって取り込まれるという結末を迎えた。

台詞

声優:島﨑 信長


「狡猾にいこう 呪いらしく 人間らしく」
「俺は 人が人を憎み 恐れた腹から 産まれた呪いだよ」
喜怒哀楽は全て 魂の代謝によるものだ

公式人気投票

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第1回163,066票946票第25位
第2回97,860票449票第19位

初登場


【第2巻】第16話「情」


五条 悟の強襲に失敗した漏瑚が瀕死状態で隠れ家のマンションに戻った際、陀艮の領域展開で造られたビーチで寛ぎながら本を読んでいた。