”偽夏油”と秘密裏に共謀し、呪術高専に於ける姉妹校交流戦と渋谷での呪術テロ、その両方に呪詛師を送り込んだ袈裟姿の謎の人物。漏瑚との戦いに圧勝した直後の宿儺(すくな)の前に現れて「お久しうございます」と発言した事から、両者が旧知の関係性である事が窺い知れる。
しかし、本当に”人間時代”の宿儺と交流があったのであれば、当然ながら千歳を超えている事になる。
はたして、天元(てんげん)のように”不死”の術式によって実際に千年以上も生き永らえているのか、それとも、偽夏油の正体である羂索(けんじゃく)と同じく、第三者の肉体を次々と乗り換えているのか…現時点では判然としていない。
目次
術式・技
氷凝呪法(ひこりじゅほう)
冷気を操って”氷”を生成する術式であるが、「氷の塊をぶつける」などという生易しいレベルではなく、一瞬で人の全身を氷漬けにするほどの威力を誇る。何らかの方法で防御しない限りは、即、行動不能に追い込まれてしまう恐るべき術式である。霜凪ぎ(しもなぎ)
掌から発した冷気を吐息で吹きかけるようにして、敵に浴びせる技。虎杖を含めた5人の対象を一瞬にして同時に凍りつかせた。パンダいわく、「下手に動けば体が割れる」。
直瀑(ちょくばく)
最初の攻撃で帯状の氷塊を敵に向けて飛ばし、手足を凍りつかせて反撃や逃亡を封じ込めてから、次に大量の氷塊を敵の頭上から降らせて圧殺する技。五条の「無限」や漏瑚の「炎」など、身体を直接的に護ったり、氷を溶かしたりできる術式を持っていない限りは反撃する事が非常に困難である。
性格・体質・等級
・旧知の関係であると思われる宿儺の前では低姿勢で言葉数も少ないが、それ以外の者の前では非常に強気で高圧的な言動を取る。
・その一方で、並の術師の呪力量では操る事が困難であろう氷凝呪法は、この裏梅が偽夏油と同等の呪力量と経験則を併せ持った特級相当の実力者である事を裏付けている。
反転術式
・ただでさえ強力な氷凝呪法の他にも、高等技術である「反転術式」を用いた自己治癒が可能であり、この裏梅と一対一で戦って勝つ事をなおさら難しくしている。台詞
「宿儺様 お迎えに参りました」
「引っ込め三下 これ以上 私を待たせるな」
「誰の肉体だと…!!」
公式人気投票
投票総数 | 得票数 | 順位 | |
第1回 | 未登場 | 無し | 無し |
第2回 | 97,860票 | 58票 | 第39位 |
第3回 | 96,704票 | 92票 | 第37位 |
初登場
【第7巻】第53話「完遂」
姉妹校交流戦の際に高専側に捕らえられた呪詛師、組屋 鞣造(くみや じゅうぞう)の回想の中で、交流戦襲撃の打ち合わせをしていた偽夏油や真人たちの背後に無言で立っていた。