呪術高専京都校の2年生であり、呪術と剣術を融合した「シン・陰流」の使い手。性格的にクセの強い者が多い京都校の生徒の中に於いて、唯一”まとも”に近い明るい性格の持ち主であり、基本的に口論の輪などには加わらない。
”正々堂々と戦って勝つ”事が基本スタイルであるが、その反面、戦闘中に敵の力量を推し測ったり、先読みしたりする”戦闘勘”のようなものに関しては未熟であり、意表を突かれて対応が後手に回る事が目立つ。
目次
術式・技
シン・陰流
”呪術全盛期”であった平安時代に、蘆屋 貞綱(あしや さだつな)という人物が考案した呪術と剣術の融合技術が、このシン・陰流と呼ばれる流派である。その基本は、呪霊が跋扈していた当時の時代背景を反映するように「後天的に習得が可能な技術」の集大成であり、先天的な才能が八割とされている呪術界に於いては特段に高い存在意義を持つ。
簡易領域
上述の蘆屋 貞綱が門弟の身を守る為に考案した結界術が、この簡易領域である。術師を中心とした半径2.21mの円形に展開され、呪詛師や呪霊が発動した「領域展開」の内側に在っても、その必中効果を無効化する事ができる。
ただし、その習得には”門外不出”という縛りが課されており、自分から故意に第三者に教える事はできない。本来であれば呪術界全体で共有したい貴重な技術であるが、おそらくは縛りを課す事で効果を底上げする効果を狙っているものと思われる。
三輪自身は、更に”全自動”(フルオート)で迎撃する術式を組み込んでおり、領域内に敵の身体や武器などが侵入した場合、その時の目線や意識の向け先に係わらず、身体が自動的に反応して迎撃する。
抜刀
上述の簡易領域と組み合わせて用いられるのが、正面から向かってくる敵に特化した「抜刀」と呼ばれる技術である。刀身の表面を呪力の流れで覆う事により、通常の剣術を上回る速度で抜刀からの片手一文字斬り(いわゆる抜きつけ)を放つ事ができる。
【参照】
『片手一文字斬り(抜きつけ)の例』
『片手一文字斬り(抜きつけ)の例』
性格・体質・等級・生い立ち
・等級は三級であり、先述したように戦闘勘の鈍さが昇級を妨げていると思われる。
・中学一年生の時にシン・陰流の最高師範にスカウトされた経緯を持つが、生まれつき呪霊が視認できたのか、それとも修行をする中で後天的に見えるようになったのかは不明。
・明るい性格である反面、自ら「貧乏です」と表明し、家族の為に一日も早く職業呪術師として自立する事を目的としている。
・「究極メカ丸」の本体である与 幸吉(むた こうきち)の死後、残された予備機を通して予てからの思慕の念を打ち明けられ、涙した。
台詞
声優:赤﨑 千夏
「言い訳にはなりますが 私は皆とは違う」
「貧乏です!!弟も二人!!」
「野球した後から 皆との距離が ぐっと縮まった気がするの」
公式人気投票
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第1回 | 163,066票 | 4,923票 | 第11位 |
第2回 | 97,860票 | 485票 | 第17位 |
第3回 | 96,704票 | 165票 | 第28位 |
初登場
【第3巻】第18話「底辺」
東京校での姉妹校交流会の打ち合わせの為に来校した、京都校の楽巌寺学長に帯同していた。その際、楽巌寺に対して挑発的な態度をとっていた五条に「これは問題行動ですよ」と発言し、反省を促した。