呪術高専東京校の学長であり、高専生時代の五条や夏油、家入の担任でもあった人物。年齢は47歳。人工的な”呪骸”(じゅがい)の制作と操作術の第一人者であり、その最高傑作とも言えるのが、人間のような感情を宿すに至った2年生のパンダである。
渋谷に於ける大規模な呪術テロ事件の後、死亡した筈の夏油 傑が生存していた(実際には身体を乗っ取った”偽者”であった)事実を受けて、呪術総監部から隠避(いんぴ)の罪による死刑が宣告される。
目次
術式・技
傀儡操術(かいらいそうじゅつ)
傀儡操術には、主に2つの様式(スタイル)が存在する。一つ目は、京都校の与 幸吉(むた こうきち)が操る”究極メカ丸”のように、リアルタイムに細かい動きができる代わりに、術師自身に非常に高い呪力出力が求められるタイプである。そして、二つ目は、傀儡(人形)の内部に動力(呪力)源となる”核”を封入する事により、術師の意識から離れて自動的に活動できるタイプであり、これを特に”呪骸”と呼称する。
夜蛾が専門とするのは後者であるが、しかし、いくら”自動的”とは言っても、通常の方法で作成された呪骸が人間のような意思や感情までも持ち合わせる事は到底ありえないので、パンダが誕生した原因や経緯は長らく謎のままであった。
パンダ誕生の秘密
~パンダには、実在した人間の個人情報が入力されていた~
夜蛾自身が語ったところに拠ると、パンダは以下の手順で作成されている。
- 任意の人物の肉体の情報(DNA?)から”魂の情報”を読み出して複製し、それを呪骸の”核”に入力する。
- 同様の手順で、相性の良い魂(親子?兄弟?)の情報が入力された核を三点作成し、それを一つの呪骸に封入して常に互いを観測し合う状態に置く。
- 上記手順を経て状態が安定すると自意識や感情が芽生え始め、そこから更に3ヶ月程が過ぎたあたりから呪力の自己補完を開始する。
性格・体質・等級・生い立ち
・教員時代の夜蛾は、五条と夏油という二人の天才に手を焼きながらも、その高い任務の達成率に対して絶対的な信頼を置いていた。
・厳つい外見に似合わず「かわいい物好き」であり、制作する呪骸の大半が市販の縫いぐるみにしか見えない物が多い。
・一時期はパンダの存在が「軍隊を所持する事と同義」として危険視され、総監部が夜蛾を”特級認定”した上で無期限に拘束しようとしていた。
最期
死刑宣告後、少しの間は身を隠していたが、夜蛾を誘き出す目的であからさまに拘束されていたパンダを救出するべく現れたところを、京都校の楽巌寺(がくがんじ)学長に待ち伏せされて交戦し、その際に上述の”パンダ誕生の秘密”を打ち明けてから死亡した。台詞
声優:黒田 崇矢
「ガッデム!!」「呪術師に 悔いのない死などない」
「合格だ ようこそ呪術高専へ」
「私からアナタへの呪いです」
公式人気投票
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